【「IMF」レポート】世界経済の見通し① 金融環境は2019年に入ってから緩和してきているものの昨年秋に比べるとやや逼迫した状態が続いている
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ジンです
世界経済この先大丈夫?
「IMF」のレポートが、この点について政策課題を挙げていました。
それによると、昨年後半から今年にかけて、主要国の経済は減速していると指摘しています。
果たして今後は?
◼️「IMF」による景気拡大ペース鈍化の指摘
「世界の経済活動は2017年から2018年序盤にかけて力強く成長した後、主要国に悪影響を及ぼす各種要因が相まったことを受けて昨年後半に顕著な減速を見せた。中国では、シャドーバンキングの抑制に必要な規制強化と対米貿易摩擦の激化が重なったことで成長が落ち込んだ。ユーロ圏では予想以上に成長の勢いが失われた。この背景には、消費者心理と企業景況感の悪化や、新排出基準の導入により生じたドイツの自動車生産の混乱、ソブリン債スプレッドの拡大に伴うイタリアでの投資縮小、アジア新興市場国からの需要を中心とした外需の減少などがあった。他地域に目を向けると、日本では自然災害により経済活動が阻害された。貿易摩擦に伴い景況感がますます悪化したために金融市場の心理も冷え込み、影響を受けやすい新興市場国では2018年春に、先進国ではその後2018年後半になって金融環境がタイト化し、世界的に需要の足かせとなっている。米連邦準備制度理事会がより緩和的な金融政策の姿勢を示したことや、米中貿易協定に関して市場がより楽観的になったことを受けて、金融環境は2019年に入ってから緩和してきているものの昨年秋に比べるとやや逼迫した状態が続いている。」IMF経済顧問ギータ・ゴピナート
◼️簡潔に項目を分けててみると下記になります。
①欧州経済悪化とユーロ安懸念
・イタリア金融問題
・ドイツ自動車の後退
・ギリシャ総選挙の混乱
・イギリスEU離脱問題
②米国と各国の貿易摩擦
・中国との関税報復の応酬
・メキシコ不法移民への制裁
・日本トランプ大統領来日、8月合意?!
・貿易摩擦による米国利下げ方向
③新興国通貨暴落懸念
・メキシコペソ
・南アフリカランド 等々
令和元年は波乱尽くしの厳しい年になりそうです。
さてさて、どうなるかは誰にもわかりませんが、
我が家にとって令和がよい年となりますように。