パワーカップルになるための投資と節約blog

はじめまして。ジンと申します。夢のパワーカップルに給与所得だけではなれず、立ち止まってしまったサラリーマンが給料所得以外の収入を得て、また倹約も取り入れ、再びパワーカップルを目指す奮闘記?です。投資や節約経験や過程をゆるく綴っていきます。

【「IMF」レポート】世界経済の見通し② 世界経済の成長率は2018年の3.6%から2019年には3.3%へと減速した後、2020年に3.6%へと回復すると予測される

スポンサーリンク

ジンです。

 

前回、「IMF」経済顧問のレポートを見て参りましたが、今回も続きを。

 

世界経済の景気拡大ペースは短期的に緩くなり、成長率は2018年の3.6%から2019年には3.3%へと減速すると。。。

 

ただし、その後は少し持ち直すであろうとのこと。

 

 

◼️「IMF」レポートは短期的には意外に楽観視?!

 

世界経済の成長は短期的にペースを緩めた後、わずかに勢いを増すと予測される

 

「世界経済の成長率は2018年の3.6%から2019年には3.3%へと減速した後、2020年に3.6%へと回復すると予測される。

2018年の成長率は下半期の低迷を反映して2018年10月の「世界経済見通し(WEO)」と比べ0.1%ポイント下方修正された。それ以降の成長率も2019年については0.4%ポイント、2020年については0.1%ポイントの下方修正がなされている。

現時点の予測では、世界経済の成長率は2019年前半に横ばいとなり、その後、より堅調に推移すると想定される。

2019年後半に予測される回復は、中国で景気刺激策が強化され続けていることや、最近世界的に金融市場心理が改善していること、ユーロ圏の成長の一時的な足かせが一部解消されつつあること、そしてアルゼンチンやトルコなどストレス下にある新興市場国経済が徐々に安定に向かっていることなどを踏まえたものである。

新興市場国経済や発展途上国における経済成長の勢いは2020年にかけても改善を続けると予測されるが、これは主に現在マクロ経済の問題を抱えている国々での情勢変化を反映した予測であり、おおいに不確実性をはらんだものである。

それとは対照的に、先進国の経済活動は米国の財政刺激策の効果が薄れるとともに徐々に減速し、先進国の成長率は勢いを欠く潜在成長率に回帰していくことが予測される。

2020年以降、世界経済の成長率は中期的に約3.6%で頭打ちになると見られるが、世界経済を下支えすることになるのは、中国やインドなどの相対的な経済規模の拡大である。

中国の成長はいずれペースダウンすると考えられるものの、中国やインドでは成長の遅い先進国や新興市場国に比べて経済の堅調な伸びが予測される。

以前の「世界経済見通し」でも何回か示したように、先進国では高齢化が進む中で労働生産性が伸び悩み労働力拡大のペースも遅いことが経済成長の足かせになると予測されている。

新興市場国や発展途上国の成長率については、地域や国によってばらつきはあるものの、全体では5%をわずかに下回るレベルで成長率が安定化すると予測される。

アジアにおいては、新興市場国のベースライン見通しが引き続き良好で、中国の経済成長は持続可能なレベルに向かって徐々に減速していき、フロンティア経済国の所得がより高いレベルに向かって収斂していくと予測されている。

アジア以外の地域については、構造的なボトルネック、先進国経済の伸び悩み、そして場合によっては多額の債務やよりタイトな金融環境なども組み合わさり、見通しは複雑化している。

これらの要因は、一次産品価格の低迷や場合によっては内乱や内戦と並んで、中南米、中東、北アフリカパキスタンといった地域、また一部サブサハラアフリカ諸国の中期見通しの不振につながっている。

特に、購買力平価基準では世界のGDPの10%近くを占め、総人口はおよそ10億人にものぼる約41の新興市場国や発展途上国が他地域の経済発展に追いつく見通しは暗く、1人あたりの所得の面では今後5年間にわたり先進国との差がさらに拡大することが予測される。」

 

 

◼️「IMF」レポートは中長期的には悲観的

 

このレポートでは、今後の経済成長や懸念について、先進国・途上国・新興国に分けて書かれています。

 

①米国など先進国の景気は頭打ち

 

米国の景気刺激策は効果が薄れ、頭打ちから減速への予想。

欧州先進国も同様。

先進国最大のリスクは高齢化による労働力不足。

日本の労働力不足も深刻です。

 

景気拡大を重視するトランプ大統領は躍起になってますが、本当に停滞リスクが高いようです。

米国は貿易で妥協できる環境ではないようです。

 

 

②中国インドなど途上国が世界経済を下支え

 

世界経済の下支えは、中国やインドなどの相対的な経済規模の拡大と書いてあります。

中国の成長はいずれペースダウンすると考えられるものの、中国やインドでは成長の遅い先進国や新興市場国に比べて堅調であり、

成長率は、新興国合わせ5%をわずかに下回るレベルで成長率が安定化すると予測。

期待すら読み取れますね。

 

中国は、米国との貿易戦争は短期的に大打撃を受けても、中長期的には大したことないのかもしれません。

 

新興国はアジア期待。他は複雑すぎて期待薄

 

アジア新興国は、ベースライン見通しが引き続き良好で、フロンティア経済国の所得がより高いレベルに向かって収斂していくと予測。

それ以外の新興国は各国の事情が複雑(危ない?!)すぎて予測がしづらいのが本音のようです。

 

 

◼️「IMF」レポートは読みやすい

 

抽象的な内容なものの、時間がうまくとれない社畜サラリーマンとしては、ありがたいです。

 

 

日本含めた先進国の将来の景気は減速に向かうと言われても、年金破綻など暗いニュースの中で、我々のできることはそれほど多くはないです。